世間では、自分の土地は、登記されているから大丈夫と考えている人が多いようです。ところが現地に境界標が存在しないために、隣との付き合いが急に不仲となったり、あげくの果てに境界紛争を引き起こし、それが元で、一生つまらない生活に追いやられている人も多いのです。
紛争までに至らなくても、境界を決めるには、多くの労力と時間を費やし、経済的損失と精神的ストレスは計りしれないものがあります。
自分の財産は、自分で管理するのが大原則です。大切な財産を他人に侵害されないためにも、永続性のある不動の境界標を設置し、更に登記所の登記簿と地図に現況を一致させ、自己管理を完璧にしておきましょう。
永久標識は、物理的にも、精神的にも大きい支えになります。
それでは、次の頁以降に境界標がなくて困った事例と境界標があって良かった事例を取りあげてみましょう。